領域紹介

応用物理学領域 Field of Applied Physics

応用物理学領域の博士前期課程は、科学技術の発展に貢献できる自由な発想力と応用力を身につけることを目指します。物性物理学、 生物物理学、宇宙科学、計測工学、計算物理学、数理科学などを 主テーマとしながら、分野にこだわらない工学全般にまたがる領域にも興味を持ち、実験的・観測的・数理的なアプローチを駆使して未知の課題に取り組み、問題を解決する能力を持つ研究者・技術者の育成を目的としています。以下のような将来の進路を想定しています。

社会環境の複雑化やグローバル化に伴い、工学の機械、電気、電子、情報などの各分野において高度な専門性や技術力が求められているのと並んで、各分野を俯瞰することができ、その上で橋渡し的な役割を果たせることも重要となっています。そのために、科学技術全般にわたる知識と経験を合わせ持ち、総合的な判断や全体を見渡せる能力を持つ人材の需要が高まっています。
本課程では、現代物理学を基盤として様々な課題に対して基本的な部分に立ち返って現象の本質を見抜く洞察力を身に付け、どのような困難にもあまねく対処できる能力を獲得し、分野を越えた人々との円滑なコミュニケーションを取りながら自分の意見や考えを的確に表現できるプレゼンテーション能力を磨くことで、異分野とも連携しながら新たな分野の開拓をも担うことができる基礎専門能力を身につけることを教育目標として定めます。