研究内容紹介

工学研究科 研究内容紹介

工学研究科それぞれの専攻では、日夜さまざまな研究・実験が行われています。このページでは、現在進行している最新の研究や実験を各専攻毎に解説いたします。

機械工学専攻 自動車、航空機、新幹線、ロボット、医療機器、産業機械、プラントなどの開発・設計および製造。
こんな研究をしています。
機械工学専攻

ウォータドライブメカニカルシステムの特徴

機械工学専攻

図1ウォータドライブスピンドルの動作原理

機械工学専攻

 ウォータドライブスピンドルの構造

精密機械システム研究室
「ウォータドライブメカニカルシステムの開発」
超精密工作機械や半導体製造装置への応用を目指して、ウォータドライブメカニカルシステムの開発を進めています。開発中のシステムは、水による駆動、水静圧軸受を採用することで、高剛性、高速性、高精度、小型化が図られています。また、運動要素を完全非接触としているので、機械装置内部からの摩耗粉の発生もなく、ウォータドライブメカニカルシステムを純水で運転すれば、クリーンルーム内での使用に適しています。
ウォータドライブスピンドルは、超精密工作機械用のスピンドルを主な用途として開発したものです。スピンドルは、図1のように、水をロータから外部に流出させることにより駆動されます。
スピンドルに加えて、精密な直線運動が行えるウォータドライブリニアステージ、シリコンウエハの枚葉式洗浄装置用のウォータドライブスピンテーブルも開発中です。

電気電子情報工学専攻 電気・電子・情報工学に関して幅広く研究しています。
こんな研究をしています。
電気電子情報工学専攻

三次元磁界変調特性測定装置

電気電子情報工学専攻

マグネトロンスパッタリング装置

電気電子情報工学専攻

量子デバイス研究室「超伝導電子の波で微少磁界を計測する」
研究室では、絶対温度9Kの極低温で超伝導になる「ニオビウム」という金属の薄い膜を使った電子素子を作っています。真空装置を使って、「ニオビウム/極めて薄い酸化膜/ニオビウム」というサンドイッチ構造の素子も作製します。この超伝導素子は脳磁界などの微少な磁界を計測することができます。磁界がない中ではこの素子には一様に超伝導の電流が流れます。仮に、上と下の超伝導体の間に磁束量子一個分の磁界が加わると、図のように電流が素子の半分では上向きに、残り半分では下向きに流れようとするので、素子全体の電流の総和は零になります。このように素子を流れる超伝導電流の値が磁界により変化し、その変化の特性がサンドイッチの形に強く依存する様子を調べています。

応用化学専攻 分子物性、エネルギー変換、高分子機能材料、生体分子、資源物質の分野について研究しています。
こんな研究をしています。

神奈川大学大学院工学研究科応用化学専攻では、2006年4月から2010年3月の5年間、文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業の一環として、学術フロンティア「機能物質創製を目指す化学空間の設計と制御」を遂行しました。
このプロジェクトでは、新規ナノ空間の設計と機能付与のための化学・技術を研究する学術分野の創成と新しい研究拠点の形成を目指して、15名の応用化学専攻メンバーと国内外の第1線で活躍中の研究者15名が一丸となって共同研究を推進しました。
本フロンティアは、新しい「化学空間の構築」を目指す研究領域1を中核とし、構築された化学空間から機能を引き出す「分子認識」「分子変換」「エネルギー・物質移動」の研究領域2・3・4から構成されます。後者では空間を利用してバイオセンシング・情報認識や、不斉合成・高選択触媒反応の実現、高効率で熱・光・電子・分子・イオンを移動させるなどの機能を発現させるために「化学空間」が持つべき必要条件を解明します。得られた情報は研究領域1にfeedbackされ、新たな機能をもつ物質創製(空間構築)のための設計指針となりました。
この研究は、文部科学省・私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「太陽光活用を基盤とするグリーン/ライフイノベーション創出技術研究拠点の形成」および「高度に秩序化された無機ナノ構造体と精密構造有機分子との融合による高機能材料の創製」に発展的に引き継がれ、現在も研究が展開されています。

応用化学専攻
領域1
自己組織化現象やテンプレートを利用した新規ソフト・ハード・ハイブリッド空間の構築。
領域2
糖類・DNA・生体金属錯体を用いた遺伝子センシングや生物活性分子認識に有用な化学空間の構築。
領域3
錯体配位子場や高分子集合体、金属-酸化物ナノ複合体による高効率・高選択的物質変換反応の研究。
領域4
結晶内欠陥イオン空間、ナノオーダー機能性電極・高エネルギー密度蓄積空間・光電エネルギー変換、機能材料、機能性透過膜の研究。
経営工学専攻 生産システム、数理情報システム、情報システム、経営管理システムについて研究しています。
こんな研究をしています。

「コンピュータで水を配る(災害時リアルタイム水運用システム)」
(社会基盤システム研究室 瀬古沢照治教授)
地震動分布から推定される管路被害に、オンラインデータや現場情報を反映させ、リアルタイムでの被害推定、応急給水、復旧支援などを行います。地震対策システムとしてはもちろん、平常時には、高度な管路保守や施設管理をサポートします。

経営工学専攻
建築学専攻 歴史を生かし、人間性を重視する都市づくり、調和を考えた景観づくりを研究しています。
こんな研究をしています。
  • 神奈川大学ベンチャービジネスISBT(イズビット:Iwata Sustainable Building Technologies)は、鋼構造の技術の研究開発を促進し、情報をデータベース化することで、必要な所に必要な情報を提供します。
  • キーテクノロジーである損傷制御構造は、損傷部分であるBRB(専用実施権:Buckling Restrained Brace。座屈拘束ブレース)を取り替えることで、建物の回復力を高め、財産(建物)の保全に役立ちます。
  • 鋼構造は、スクラップ&ビルドやリサイクルから、リユースRUS(Reuse System。丁寧に解体されたH形鋼の再利用)、長寿命化SBS(Sustainable Building System。柱梁接合部を溶接に頼らず、半剛接合とBRBを組合せた新接合方式)とCO2の削減率が高くなる方向へと、大きく舵を切りつつあります。
  • 建物の寿命を100年、200年にするためには構造技術だけでは限界があり、意匠・構造・設備の英知を統合する必要があるため、統合ファサードシステムIFS(IFS(Integrated Facade System) BRBを組み込んだペリメータ空間の再創造。)を進めています。
建築学専攻
  • 開発コンセプト:鋼構造から地球環境保全まで(耐震安全性に留まらず、建物資産を保全し、建物の長寿命化により、地球環境を守る)。
  • キーテクノロジー:損傷制御構造で大地震から生命を守る(損傷部分を制御し取替えることで建物の回復力を高める)。



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